【新卒・中途の企業研究】電通デジタルの年収は?電通との違いは?就職のポイントは?

2021年6月23日

コロナ禍で難しくなる就活や転職。

就活や転職活動スキルは学びつつ、受けたい人気企業の研究は出来てるでしょうか?

こんな疑問を解決する記事を用意しました!

本記事では、広告代理店に勤める筆者が以下を紹介します。

本記事で解決できること

・電通デジタルの事業や成長性
・年収や残業は?社員によるリアルな口コミ
・ESや面接内容から見る就職、転職のポイント

 

この記事を参考にしていただき、現在の自身に置かれた状況ややるべきことを少しでも理解して頂ければ幸いです!

電通デジタル 会社情報

電通デジタルは、電通が中心になって2016年に設立されたデジタルマーケティング専門会社です。

電通と電通デジタルの違い

そもそも電通と電通デジタルの違いって何?

電通は、テレビCMや交通広告など様々なメディアを総合的に扱う広告代理店です。

その中で、デジタル部門を切り出して子会社化して生まれたのが「電通デジタル」です。

専門領域に特化した企業を作る事で、人材の有効活用や税制面で電通にとってメリットがあるのです

そもそも「なんでわざわざ子会社にするの?」と気になる方は、子会社を設立するメリット・デメリットについて、以下の記事を見てみてください。

事業領域

デジタルマーケティング会社として、データを蓄積したり活用してクライアントのマーケティング活動をデジタル化させるビジネスを手掛けています。

そもそも、デジタルマーケティングってなんかよく分からない。。もう少し分かりやすく教えて!!

そもそもデジタルマーケティングの仕事についてきちっと理解してますか?

デジタルマーケティングについて、サービス事例で分かりやすく説明していきます。

■手がけるサービス・事例

デジタルマーケティングとは?

マーケティングとは、「消費者が商品を購入すさせるための取り組みや働きかけ」です。

その中で、デジタルマーケティングとは、マーケティング活動にデータを掛け合わせることがその大きな特徴です。

例えば、電通デジタルが開発した「STADIA」とトヨタ自動車のプロジェクト。

これは、インターネットに結線されたテレビ視聴データをもと組み合わせてWeb広告の配信が行えます。

これまでは見えなかった「テレビCMを観た人がデジタルでどう行動したか」が見えるようになります。

今までTVCMは、効果検証がしづらくPDCAサイクルを回すのが難しかったですが、「STADIA」では、どのテレビCMが視聴者に響いているのかレポートしたり、テレビCMのプランニングや、マス広告とデジタル広告の予算配分などができるようになります。

デジタルマーケティングと聞いて、YoutubeやInstagramを見ているときに目にするCMやバナー広告を想像した方もいるかもしれません。

しかし、電通デジタルは蓄積したデータの分析によって「広告を見た人がどんな反応したのか」「反応に合わせて、次にどのようなアプローチをするか」というシステム開発が大きな仕事です。

取得できるデータは日々増えています。例えば、どんな記事や商品ページを見ているかが分かるweb行動データや、どんなエリアで行動しているかが分かる位置情報データ、ポイントカードの利用履歴などに紐付いた購買データなどです。企業はこれらのデータを蓄積して、マーケティング施策に活用しています。

このように、電通デジタルは、メディアとデジタルを連動させていき、新しい時代の広告の在り方を作っていく企業と言えます。

■今後注力する事業・成長性

電通デジタルのメイン事業の説明しましたが、マーケティング領域の事業にも着手しています。

電通デジタルがコマース領域で注力する4つの分野

どんなサービスを始めてるの??

2020年は、コロナ禍によるリモートワーク、在宅勤務、巣ごもり需要の影響により、EC市場が拡大しました。

2021年電通デジタルでは、急増するデジタルシフト、ECシフトに対応すべく、旧デジタルコマース事業部を中心にしてコマース部門を創設。

クライアント企業のコマース事業成果を最大化できるよう、これまで以上に貢献していける体制を整えています。

コマース領域において今後注力するのは、①ECプラットフォーム販促、②OMO型デジタル販促、③購買データ活用・分析コンサル、④D2C・次世代ECチャネル開発の4つです。

実際の買い場である自社のECサイトでお客様が心地よく買い物できるように買いやすい導線の設計をおこなったり、画面の設計やデザインをしています。

■強み・弱み、事業展望の口コミ

Vokerでは多くの社員が口コミとして事業展開について言及がありますが、電通デジタルの強みや弱みは以下のようです。

デジタルのテクノロジーには強いですが、サイバーエージェントなどの代理店に比べると運用面は弱く、課題があるようです。

電通デジタル 平均年収

社員の平均年収:670万円(openwork平均)

https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0C1000000x9PF9&q_no=2

藤忠商事の平均年収は1,565万円で、部長だと2,421万円クラスになります。

世の中の企業や、デジタル業界では高い水準ですが、社員から残業も多く、その分少なく思うという声が多いようです。

年収・給与面の社員口コミ

残業代は月10万円以上出るようで、残業代で年収があがるイメージになります。

電通デジタル 労働環境・働きやすさ

・残業は月平均41.6時間
・働き方は部署による。海外とのやり取りがあると週末や深夜も仕事がはいる可能性がある。

https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000G1hy

ワークライフバランスの口コミ

■女性の働きやすさの口コミ

■電通デジタルの働きやすさ

残業時間37.7時間というのは他の広告代理店に比べて少ないほうです。

強制的な飲み会や縦社会な雰囲気はほとんどなく、非常に自由な風土があるようですね。

【電通デジタルへ就職】選考のポイント

ここからは電通デジタルに入社するためにすべきことを説明します。

電通デジタルが求める人材

電通デジタルの採用サイトでは、求める人材やその理由、詳細について説明しています。

メディアを取り巻く環境はものすごい速さで変化します。3年後、5年後にはきっとまた新しい環境に変わっていることは間違いありません。そのスピードに遅れず、能動的にどんどん動いていける人であればとても楽しい環境です。

https://www.dentsudigital.co.jp/recruit/newrec/information/portrait/

上流工程からクライアント企業の課題解決に携わりたい。今までの強みを活かしながら対応できる領域を拡大していきたい。デジタルに閉じず、マス広告やプロモーション、クリエーティブ等のプランニングとも連携していきたいそんな熱い想いをもった方々のキャリアアップを支援し続ける環境が電通デジタルにはあります

https://www.dentsudigital.co.jp/recruit/newrec/information/portrait/

求める人材のポイント

重複しますが、電通デジタルの事業内容や求める人材像から重要なアピール要素はずばり、

“デジタルテクノロジーをベースに"、様々なチャレンジができる人材です。

事業内容や求める人材でも、テクノロジーが整いつつある中で、その先のサービスへどんどん拡げる動きがあります。

なので与えられた環境を生かして新しくチャレンジしたい人材が求められるでしょう。

過去のES•質問内容

次に、過去内定者のESを抜粋します。Unistyleに掲載される内定者の口コミから重要な点をまとめました。

以下が過去の内定者のESです。参考にしながら電通デジタルの攻略における重要ポイントを解説します。

電通デジタルでは、デジタルについて理解しているか質問する傾向があります。

過去のESでも「デジタルとは?」「電通デジタルの定義するデジタルとは?」という内容が多いです。

目まぐるしく変化するデジタル時代で、あなた自身はその定義を理解出来ていますでしょうか?

シンプルでストレートな分、どれだけ「デジタル」を理解できているのか、内容の深さが求められます。

志望動機では、目標がチャレンジングなほうが好まれます。

電通デジタルはとても新しい会社です。会社自体もこれから成長していくためにチャレンジしています。

どんな事にチャレンジしたいのか、どう取り組みたいのかを抑えるようにしましょう。

ESや面接攻略のポイント

ESや面接でのポイントは何??

キーワードは「周りを巻きこむ」

そして電通デジタルに限らず広告業界のESで重要なアピールでは

「周りを巻き込んで何かを成し遂げた」経験を語る事も重要です。

この業界は営業1人で解決する仕事がほとんどありません。仕入先、クライアント、社内のスタッフと一緒にプロジェクトを進めていきます。

周りの人と調和しながら仕事をリードしていける人材は広告代理店に適性があります。ES・面接でも注目される可能性が非常に高いです。

ESや面接でもそのあたりの質問は必ず出てくるでしょう。

今までの経験で周りと力を合わせて課題を解決した事があれば記載しましょう。

【電通デジタルへ転職】応募のコツ

エージェントは「複数登録」が必須

転職エージェントには様々なタイプがあります。

商社業界に転職を目指す人が転職エージェントを選ぶときは、「特化型」「総合型」の併用することで成功率を上げるのが鉄板です。

  • 業界特化型エージェント
    求人数は少ないが、業界に特化した知識とアドバイザーが魅力
  • 総合型エージェント
    業種業界を問わず大量の求人案件を保有、守備範囲が広い

転職活動では主に上記2種のエージェントを同時に複数登録し進めていくようにしましょう。

転職エージェントに複数登録するべき理由
https://tenshoku-nendo.com/agent-job-advertisement/

【電通デジタル】おススメ転職エージェント

実際に伊藤忠への転職で使うべきエージェントは以下です。

まずはこのエージェントをすべて登録して求人があるか探してみましょう!伊藤忠への入社で使うべき転職エージェント

①ビズリーチ(高収入特化型)
②リクルートエージェント(総合型)
③duda(総合型)

ビズリーチ

管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した転職サイトです。

しかし、登録した外部の転職エージェントからアプローチをもらうので、ほぼ転職エージェントに近い機能です。

ビズリーチは、「一定の水準をクリアした優秀な人材しかいない」と企業にアピールし、大手・優良企業のハイクラス向け案件を集めています。

ですので大手企業である「LINE」もビズリーチ経由で求人が回っている可能性が高いのです。

ビズリーチの評判について詳しく知りたい方はこちら☟

「ビズリーチの評判」の真偽を“転職のプロ”3人が分析。1128人の利用者による評価も掲

「ビズリーチの評判」の真偽を“転職のプロ”3人が分析。1128人の利用者による評価も掲選ばれた人しか使えないってホント? https://r25.jp/article/790206658414300661?utm_medium=organic

リクルートエージェント

業界最大手「リクルートエージェント」です。

https://www.r-agent.com/https://www.r-agent.com/

20代の約200件の口コミ調査の結果、どの指標においてもNo.1で、全年代におすすめできる転職エージェントです。

求人の取り扱い量が多いのははもちろんですが、機能面でも「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、転職サイトとして非常に使いやすいです。

まずこのサイトで気軽に「どんな企業の求人があるのかな?」といった所から調べてみると入りやすいと思います。

リクルートエージェントの評判について詳しく知りたい方はこちら☟

リクルートエージェントの評判は?特徴、メリット・デメリットと利用すべきおすすめの

リクルートエージェントの評判は?特徴、メリット・デメリットと利用すべきおすすめの転職サービスとして圧倒的な実績を誇るリクルートエージェントの実際の評判やメリット、デメリットなど … https://min-ten.com/guide/guide_833/

doda

トップブランドの知名度と、豊富な求人数を誇る「doda(デューダ)」です。

doda 転職なら、・・転職サイトdoda(デューダ)

dodaの保有する求人数は、リクルートエージェントに次いで高く。国内2位のボリュームです。

また、dodaの最大の特徴は、一般には出回らない「非公開求人」の割合が非常に高い点です。(※求人全体のうち8~9割ほど 2020年12月時点)。

実際に私もdodaからjekiの営業求人を発見しました。

他社に比べて、希望条件に見合う求人を多数提案してくれるという点で評価が高いエージェントになります。

dodaの評判について詳しく知りたい方はこちら☟

doda(デューダ)の評判は?特徴、メリット・デメリットと利用すべきおすすめの人

doda(デューダ)の評判は?特徴、メリット・デメリットと利用すべきおすすめの人dodaは「幅広い業種・職種に向けて、良質な求人を紹介してもらえる」、「スピーディーかつ充実したサポ … https://min-ten.com/guide/guide_799/

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では電通デジタルについて紹介しました。

電通デジタルは事業内容や年収に大変魅力がありますね。

その分入社する事も非常に難易度の高い企業ですので、ぜひ企業研究を深めて先行に臨みましょう。

これをきっかけにもっと調べてもらい、選択の幅を広げてもらえればと思います