【20代の転職】転職が上手くいかない理由と4つのポイント

2020年10月3日

はじめに

この記事を見ている方はおそらく、

「何度も選考を受けているが、面接で落ち続けており、焦っている・・」
「将来の見通しが立たない、プライベートにも支障が出てきそうで不安・・」
「どうしたら転職活動がうまくいくのかを知りたい。」

といったように、なかなか転職活動が上手くいかず、焦りや不安になっている状態ではないでしょうか?

転職活動期間が長引いてくると、「こんなに何社も応募しているのに手応えがない」と焦ってしまいますよね。

そんなに焦らなくて大丈夫!

しかしですが、よく考えてみましょう。

転職活動で内定を貰うまでの平均的な応募数をご存知でしょうか?
一般的に、平均とされる転職活動期間をご存知ですか?

転職活動における客観的なデータを見てみましょう。

転職活動で内定をもらうまでの応募社数は、全年齢で約20社程度(リクルートキャリア調べ)

平均的な転職活動期間は「3~6カ月」(パソナ調べ)

日本の企業数は約410万社ある(マーケティングテクノロジー調べ)

「もう10社以上も受けているのに」と焦っていた人は、平均で20社というデータを知ることで「まだ焦るほどの状況じゃない」ということが分かるはず。

このように、まずはより客観的なデータを知ることによって、自分の現在の状況を冷静に判断し、少しでも不安や焦りを抑えていきましょう。

その上で本記事では、転職活動が上手くいかない原因や、上手くいくためのポイントについて説明しますので、しっかり理解していきましょう。

転職活動が上手くいかない原因

①「今の職場が嫌だ」という転職理由しか考えていない

転職を考えるきっかけとなった理由の多くは、給与に不満があったり、残業が多いなど、現在の職場に対する不満が原因です。会社に不満がなければ転職する必要はないので、これ自体何も問題はありません。

しかし面接では通用しません。「前の会社が嫌だった」というマイナスな言葉よりも、会社は「この会社でこんな事を叶えたい!目指したい!」というでいる人を求めています。

恋愛でも「元カレのここが嫌いだった」「こういう人はムリ」と言う女性だと、もし自分と付き合っても同じように思われるんじゃないかと不安になりますよね?
逆に「○○くんのそういう所ホント好き」と褒めてくれる女性は安心してお付き合いできると思います。

会社も同様に、ポジティブな理由で転職理由を語る人の方が安心して雇えるのです。

②求めてられているスキルに足りていない

筆者も、建材商社から広告代理店に転職活動した際は「業界未経験」でのチャレンジでした。

「広告業界」での営業スキルは全くなかったため、それがネックでいくつかの企業を不採用になりました。

このように「業界」や「職種」が違うとスキルが足りない場合が多いので、即戦力を求める企業としては不要となってしまうのです。

③自信がなさすぎて、説明に信用性がない

ぼそぼそ話したり、自信がない話し方をする人って、なんだか頼りなく見えませんか?

普段の仕事でも、しどろもどろ自信がないような営業マンのプレゼンを聞いても、「この人に仕事を任せて、大丈夫か・・・?」と思われてしまいます。
面接も同じです。

逆に、中身のない内容でも堂々と話しているとそれっぽく聞こえますし、あなたのことを知っているのはあなただけですので、自信を持って話すようにしましょう。

転職活動を成功する為の4つのポイント

①転職理由は「キャリアプラン・理想の働き方との一貫性」を語る!

面接では、「働くことの目的」と「転職理由」に一貫性があることが重要なポイントです。なぜなら転職とは、自分の理想のキャリアプランや働く目的と現状とのギャップを埋めるための手段だからです。

ですので転職理由は「前(現)職場で嫌なこと、不平不満を語る」のではなく、
「自分の理想のキャリアプランや働く目的が適切な環境ではなかった」という理由を抑えて話してください。

例えば、「将来マーケターになりたくて、勉強もしている。しかし今の職場ではマーケティングをしっかり活用できる場がない、なので会社を辞め貴社に入社したい。」

これであれば、誰もが「前向き」な転職理由として理解してくれるのではないでしょうか。

また「子供2人目が出来て、安定した一定の収入がほしい。今の会社は歩合制で、収入が不安定である為辞めたい」

という理由も、「理想の働き方と転職理由が一貫」していますよね。

②不満や現状とのギャップを改善しようとしたか?

また、就職や転職活動で面接官が見ている点があります。

それは転職のきっかけとなった「不満・不安」を自分の手でなんとか改善しようと行動を起こしたかです。

どんな仕事も、「相手(お客様)の欠点や課題を解決して、報酬を頂き利益をあげる」のです。職場も同じで、どこの組織でも欠点や課題はあるのです。

その欠点を、自分が当事者となって補おうと行動を起こしたかどうかというのがビジネスパーソンとして必要な資質なのです。

「上司が嫌な人だった」「給料が安かった」といった不満だけの転職理由だと、ビジネスパーソンとしての自覚の欠如として見られ、「すぐに逃げ出してしまう人」というイメージを持たれてしまう可能性があるので注意しましょう!

③「出来る事」「やりたい事」と「相手が求めている事」は一致してる?

この点も多くの人が出来ておらず求職者と企業の「ミスマッチ」が原因で転職に失敗します。

「出来る事」が「相手の求めているスキル」に合っていなければ採用されない。当然ですよね。タヌキ顔で細身のすらっとした女の子と付き合いたい!と思っている場合、
キツネ顔でぽっちゃりした女の子から告白されたらどうしますか・・?

スキル面がハマっていても、「やりたい事」が「相手の求めている仕事」と離れていれば企業側からすると「ミスマッチによる更なる転職」を懸念されてしまいます。

あなたの「出来る事」「やりたい事」を一度整理してみてください。そして、企業の「求めている事」を調べ、照らし合わせましょう。

④「スキル」が足りない場合は、「スキルを学ぶスキル」でカバーする

あなたの「出来る事」が企業の「求めている事」に届いていない場合があります。

新卒~3年目くらいだと、スキルとしてはまだ一人前とは言えないでしょう。実務経験のない業種や職種に転職しようとする場合も同様です。

しかし、そこで諦める必要はありません。

20代前半の場合は多くの企業が「ポテンシャル採用」という考え方で採用しており、そうそう即戦力になるスキルレベルを持った人は現れてこないだろうと覚悟した上で募集をかけているはずです。

重要なのは「スキルを学び習得する意欲」を伝えることです。

20代前半の社会人に求められるのは、「社会人としての経験値」です。社会人としての立ち振る舞いやビジネス基礎などの経験があることにより、勤務先が変わってもいち早く新しいルールや文化を理解し、スキルを習得していけることを期待されているのです。

ですので、仕事に取り組んできた姿勢や考え方が前向きであると伝わるように説明しましょう。

まとめ

現在、市場は人手不足が深刻化し、どんなビジネスでも人材が必要です。

特に「若手不足」「求人市場の競争の激化」といった状況の中、企業は「ポテンシャル」を重視した20代の若年層を狙う傾向があります。

20代の転職者は社会経験やスキル・専門性が不足しがちではありますが、企業側もそれは100を承知の上、若い「熱意」や「ポテンシャル」を見極めて「将来性」で採用の可否を判断するのです。

ですので、「自分にはスキルがないから・・」といった理由でネガティブになるのではなく、「若さ」を武器として自信を持って引き続き取り組んでいきましょう!