【採用】広告代理店に求められる人材とは

2021年3月28日

はじめに

就活や転職で高い人気を誇る広告業界。

「華やか」「激務」「ブラック」という様々なイメージがある中、広告代理店のリアルな働き方については、実際あまり知らないのではないでしょうか?

こんな疑問を解決する記事を用意しました!

筆者は現在広告代理店で働いています。現在も多くのスタッフと日々仕事をしています。

本記事ではそんな筆者が、「広告代理店に適性のある人材」「広告代理店に入るために経験するべき事」について説明します。

本記事で解決出来る事

・広告代理店に求められる人材の特徴
・その理由について
・経験しておくべき事

広告代理店に求められる人材

広告代理店に求められる要素は様々ありますが、筆者が日々仕事をしながら特に感じる貴重な人材とは

周りの人間を巻き込んで仕事を遂行できる人材です。

広告代理店の仕事は、保険の営業や商社マンのように「ワンマン」で成り立つタイプではありません。

どんな仕事でも常に協調性が求められる仕事なのです。

周りとの協調性が特に必要な理由

なんで協調性が大事なの?

ここからは協調性が必要な理由を説明します。

①広告というサービス内容

協調性が大事なのは「広告というサービス」が大きな理由です。

WEBチラシ | 家具は村内

例えばチラシを制作するだけでも以下の仕事があります。

・チラシ用紙
・企画
・デザイン
・配布作業

デザインの勉強をしてなければデザインは出来ないですよね。

このように、広告の仕事は一人の能力で限界がありそれぞれのプロフェッショナルに頼る必要があります。

専門的な仕事が合わさり完成される為それぞれ依頼しないとけないという理由で、周りとの連携や協力が必要なのです。

②規模が大きいプロジェクト型だから

「プロジェクトが大きい」事が多い事も理由の1つです。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたヤフーの屋外広告が渋谷駅前をジャック! - ニュース - ヤフー株式会社

例えばオリンピック。

電通が仕切るこのイベントは総予算が数100億円というビッグプロジェクトの代表格です。

競技場装飾、TVCM、イベント、物販・・・・同時に様々なプロジェクトが進行されます。

TVCMを例にすると、

タレントのキャスティング、動画編集、媒体の確保(CM枠)、BGMの手配(これにもお金がかかるんです!)、収録、そして校閲・・

このようにCMというプロジェクトを1つ取ってみても多くの時間と手間がかかるのです。

オリンピックは分かりやすい例ですが、広告は案件額が数千間〜数億円と、比較的大きい案件が多いです。

様々なプロジェクトが同時に進行される分、タスクが複雑で多くなるのです。

その分、1人では到底こなせない作業量になっていくのです。

どういう経験が役に立つのか

どういった経験が役に立つの?

ここからは、どのような経験が広告代理店に必要なのか説明します。

【超大前提】本気でチームで成し遂げた経験

チームとは何か

チームで何かを成し遂げた経験は超大前提としてマストです。

説明した通り、広告は基本チームで作っていくサービスです。

漫画家や小説家のような「個人作品」ではありません。顧客や媒体といった、「集合体の作品」です。

そしてみんな本気で取り組むので、意見が対立したり、自分の思い通りにならない事が頻繁にあります。

思い通りに動いてくれないメンバーを説得したり、対立する意見を丸くおさめる事は想像以上にストレスがかかります。

なので、チームで何かを成す事の難しさや成功体験がある人と無い人では雲泥の差があります。

サークルで大会に出場した、ボランティアで皆と何かをしたといったように一人以外の経験であれば何でもいいです。その経験を必ず話題にしましょう。

①チームの目的を理解する事

ただもちろん、それだけでは足りません。

そもそもチームを作る上にあたり、何か目的があるはずです。

部活なら「大会に出る、優勝する」
ボランティアなら「地域に貢献する」
アルバイトなら「売上を上げる」

まず大前提として重要な事は、このようにチームの目的をしっかり理解できているかです。

アルバイトという行動がわかりやすいでしょう。

自分の給料の為になんとなく働くのと、会社の売上まで考えて働くバイトでは、仕事の成果が大きく変わります。

広告代理店も利益を上げる組織なので、チームの為に動ける人材が重宝されます。

自分の役割の理解

そして最も重要な事は、目的を達成するために自分の役割を理解して、それを遂行したかです。

広告代理店のチームでも必ず明確な役割があります。

例えばクライアントと調整して少しでも利益を生み出ふ営業、消費者に突き刺さるかっこいいデザインを作るデザイナー、ライセンサーとの交渉や企画を作るプランナー。

役割が明確であるほど、個人がスムーズに動けるので良い仕事が出来ます。

なので、チームで何かを達成する経験をして、その中ので自分の役割と貢献した経験内容を語ることが大事なのです。

広告代理店に入るためにするべきこと

広告代理店で活躍するためにしておくべきことは?

次に、身近で広告代理店に近付ける事を紹介します。

身近なイベントを主催する経験

ちょっとしたイベントを主催し運用する事は、広告代理店の仕事の経験に繋がります。

これは自分の身近にある事でいいと思います。

例えば、
バイト先での旅行
サークルでのイベントを
文化祭
会社のパーティ
展示会などを企画するのがあります。

これらはイベントの企画、設営と言った、イベント自体の経験が出来ます。

更にそのイベントを対外的に告知宣伝すると、より広告代理店の仕事とリンクしてきます。

社員旅行の準備

例えば会社内で旅行イベントを企画するとしたら、

・旅行・企画プランを立てる
・旅館やレストランの予約、手配
・社内への告知活動としてチラシ作り

といった仕事がありますが、どれも広告代理店で近い経験をする内容です。

身の回りであるイベントに積極的に関わり、運用することを経験することで、広告で働くヒントを得られます。

誰かを巻き込み本気で取り組んでみることをオススメします。

まとめ

今回は広告代理店で求められる人材ついて説明しました。

ぜひ本記事を参考にしながら、改めて自身の経験や、今後取り組むべき事について考えてみてください。

そして書類や面接ではこれらの経験を踏まえてみてください!