【広告会社の仕事内容】 プランナーの業務内容とは?

2019年10月22日

はじめに

就活や転職で高い人気を誇る広告業界。

「華やか」「激務」「ブラック」という様々なイメージがある中、広告業界の具体的な仕事内容やリアルな働き方などについては、実際あまり知らないのではないでしょうか?

プランナーってどんな仕事内容なのかわからない

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

この記事では、広告の「プランナー」の仕事に特化して、 広告プランナーの仕事内容や年収、キャリアパス、就職・転職するときに必要なスキルや資格などについて具体的にご説明していきます!

広告プランナーとは?

商品やサービスを売る為の最適なアピール手段を企画する

プランナーの仕事とは、クライアントの商品やサービスをその時代、消費者ニーズに合わせて、どう広告していくのかを企画する役割があります。適材適所で最適な広告手法をプランニングする、いわば広告代理店の「頭脳」です。

同じ「プランナー」でも色々ある「プランナー」

広告を作り上げていくプランナーですが、その種類も多岐に渡ります。広告の全体を統括して企画を設計する「戦略プランナー」や、各媒体の事を知り尽くした「各媒体」プランナーなどに分かれています。

広告会社のプランナーの仕事内容

案件規模や性質によっても、その内容は異なりますが、広告プランナーの仕事内容のフローを説明していきます。

「戦略プランナー」が営業から、要望や意図を解釈する

まず、「営業」がクライアントへのヒアリングから、様々な情報を引っ張ってきます。その情報を「戦略プランナー」へ共有します。共有を受けた「戦略プランナー」は広告の全体的な方向性を決めていきます。もう少し具体的に申すと、広告のコンセプトや、コアとなるアイディアを定めて、各媒体への予算配分を決定していくといった内容になります。

「戦略プランナー」から「各媒体プランナー」へ

そして次に、「戦略プランナー」が「TV担当プランナー」や「デジタルプランナー」へ、具体的に指示をしていきます。

予算や広告の方向性を指示する事で、 「TV担当プランナー」や「デジタルプランナー」 は実際に制作する行動に移せるわけですね。

このような流れで営業~プランナーへの指示系統が作られ、広告が制作されていきます。

広告プランナー向いてる人・必要な資格やスキル

1.トレンドに敏感な情報収集力と、それを言葉に変える表現力

広告は多くの人に認知してもらい、来店や購入といった行動を起こす仕掛けを作る仕事です。そのためには、世の中の人々が何に心を動かされるのかを、的確にキャッチアップしている必要があります。

流行しているものは何か、どんなものが好かれているのか、そして、なぜそれが流行しているのかといった所突き詰める。そういった時代の流れを常に察知し、分析していくスキルが必要になります。

そして、得た情報を言語化して、チームメンバーやクライアントを説得する企画にする表現力も、広告プランナーとして必要な素養です

2.クライアントの要望を理解できる察知力と、クリエイティブの調整力

広告を作るときには、クライアントが伝えたい商品やサービス、企業の想いやこだわりを把握しなければいけません。なので、相手が何を求めているのかを正確にヒアリングする能力が求められます。

さらに、クライアントが求めるものをまとめるだけではなく、求められたものをより良くする、クライアントの想像を超えるアイディアを提案してこそ、広告プランナーとして真価が問われるところです。

広告プランナーになるには?

では、いま記述したスキルを含めて、どうしたら広告プランナーという職種に就けるのか、いくつかの方法をご紹介します。

学生は最低限「マスコミ学、経済学、経営学」を勉強しよう

就職でこの仕事を目指す学生の方は、まずマーケティングや広告宣伝などを学べる大学や学部、科目を選んで履修した方がいいと思います。特に「マスコミ系」はもちろんですが、「経済」や「経営」といった会社経営の根幹の基礎知識を学んでおくことで、プランナーとしての必要知識も学べますのでプラスになるはずです。

また、難しいかもしれませんが、普段しているアルバイトで経営に携わってみるのもいいかもしれません。日々流れ作業のように仕事をするところから一歩踏み込んで、「どうしたらもっと多くの人が来店したり、購入するだろうか?」という思考を持ち、実際にアクションを起こしてみる事は、大学で学ぶ「机上の学び」ではなく「実体験の学び」になるのでとても力になります。

また、「広告代理店」や「制作会社」、「メーカーの宣伝部」といった所でアルバイトがないか探しておくのもいいかもしれません。

転職で「戦略プランナー」を目指すなら「現職のマーケティングポジション」ルート

広告業界にまったく関係のない業界で働いている方は、まずマーケティングについての知識を学ぶと良いでしょう。

マーケティングの知識は、結局のところ、企画を打ち出すための骨子になります。「販売戦略」はどんな業界・企業でも経営方針に関わるので、現在いる職場においても考えることはできるはずです。

転職で「媒体のプランナー」を目指すなら「各制作会社」ルート

一方、TVやデジタル、他媒体のプランナーを目指すのであれば、「その媒体に関わりのある業界」で働いていることもアドバンテージになります。

関係が近いサービスを扱っていれば「その商品の特性や、扱い方をある程度知っている人」という部分で採用に至るケースも少なくありません。