【どうやってOBと知り合うの?】正しいOB・OG訪問の方法を解説!
はじめに
みなさんは就活や転職活動でOB・OB訪問をした経験はあるでしょうか?
OBOG訪問は、企業を研究する中で非常に効果の高い手段となります。
しかし、「見ず知らずの社会人とお会いし話を聞きに行く」という面で、正しいやり方が分からず躊躇したり、不安が勝ってしまいなかなか行動できない、という人も多いと思います。
そんな人たちの悩みを解決できる記事を用意しました!
本記事では、就活で役立つOBOG訪問にフォーカスを当てて、そもそも何のためにOBOG訪問をするのかという話から、正しい手順や注意点について説明していきます。
この記事を参考に、ぜひ積極的にOBOG訪問を実行して、質の高い企業研究をしていきましょう!
OB・OG訪問の目的とは?
最大の意味は「仮説と検証」
そもそもなぜ、OBOG訪問をすべきなのでしょうか。
筆者は学生時代、気になる企業については1社5人程度はOBOG訪問をしていました。
何のためにしていたかというと、「自分で調べた企業の情報が正しいのか?」それを確認したかったからです。
OB訪問の目的は、①最低限自分で調べられる情報量に加えた「新たな情報」を得ること、そして②調べた情報が正しいのかを確かめることだと考えます。
自分で調べた内容を、実際に働いている人に確認する"ダブルチェック"をすることで、その企業に対する「理解」が深まり、それは面接などの選考の際に「自信」に変わります。
更に、人によって同じ会社でも見方や教えてくれる内容は変わるので、出来るだけ多くの人に情報をもらう事もポイントです。
準備のない訪問は無意味どころかマイナスになる
ですので、企業の事を何も知らない状態でOBOG訪問に臨むのは好ましくありません。
もちろんOBOGの方も優しく丁寧に教えてくれますが、事前に勉強をした上で臨む方が、得る情報の質が高くなりますし、OBOGの方から見た印象が変わります。
ノーガードで臨み、お門違いな質問ばかりしていると、「この人熱意あるのか?」という風に捉えられる可能性もあるので、その点だけは注意するようにしてください。
就活上手はOB・OGをどうやって探しているの?
大学のキャリアセンターが軸
就活サイト「jobweb」というサイトが、就活を経験した学生に「 OBOGを探す手段として当てはまる選択肢」を選んでもらった結果、下記のような円グラフになりました。
キャリアセンターに行くと、「OB・OG訪問リスト」がある!
大学の就職支援室に行くと、OB・OG訪問リストという資料が置いてあると思います。見当たらない場合はスタッフに聞いてみると出してくれるかもしれません。
たいていのリストは「企業」ごとにページが分かれており、卒業生の名前や現在の部署、そして連絡先が記載されています。
多くの就活生はこのリストを基に、会ったことのない先輩に電話やメールで連絡をして、訪問します。
メリットは、個人的な人脈がなくても、気になる企業に勤める人からお話しが聞ける機会を作れるという点です。
ゼミ・サークルの先輩
こちらも多い選択肢になります。共通の組織に属していた先輩であれば話題に困る事もなく、気軽に相談が出来る点がポイントです。
大きな組織であればあるほど先輩の数も多くなるので有効的になると思います。
家族や親族の紹介
筆者も意外とよく使っていた手段です。親子や親族というのは基本的には同じような能力・学歴になる事が多いので、家族の誰かが人脈が広い場合は、案外自身が気になる企業で働いている人にたどり着くかもしれません。
しかも、親の知り合いともなると、紹介してくれる人もそれなりの年次の方なので、会社の中でかなり上のポジションにいるかもしれません。親の紹介なので相手も無碍には出来ないでしょうし、そこで強固なコネが出来る、ということもあるかもしれません。思わぬチャンスを秘めている手段です。
友人や知人の紹介
家族と同様に、友人や知人といった関係性でも広がる可能性があります。筆者自身の経験を話すと、新卒で入社した商社の人事で働いていた担当が、たまたま仲の良い高校の友達の知り合いで、高校の友達から筆者のことを紹介してくれたということがありました。
面倒見のいい、かつ人脈の広い友人や知人は時に、大いにチャンスを創出してくれる存在ですので、普段から大切にしつつ、相談してみてもいいかもしれません。
いざOB訪問!どうやって連絡したらいいの?
連絡手段について
OBOG訪問を本人に依頼する場合、メールか電話で依頼することになります。
順序としては、
- ①メールを送る
- ②2~3時間してから電話(午後1時~2時、もしくは5時以降がベター)
が理想です。仕事をしている人は午前中や午後2~5時は忙しい事が多いので、この時間にいきなり電話をかけるのは控えた方が良いです。
また、見ず知らずの番号からの電話は、社会人でも身構えてしまいますので、まずはメールで内容を確認頂いた頃あいを見て電話するのがベストです。
【テンプレ文掲載】これが伝えるべき依頼内容だ
では、メールで送る内容について説明します。具体的に説明するよりもテンプレで示した方が実際に使えると思うので、下記に記します。
株式会社 (企業名)
□□部 △△課
〇〇様 突然のメール大変失礼致します。
〇〇大学□□学部△△学科の(名前)と申します。
(紹介者名)様から〇〇様のご連絡先を紹介いただき、ご連絡致しました。
現在、〇年新卒入社に向けて就職活動をしており、貴社を志望しております。
貴社への理解を深めたいと思っており、~~~についてお話をお伺いさせて頂きたく存じます。
ご多用中と存じますが、お受け頂けるようでしたら、〇〇様の都合のよろしい時にお目にかかりたく存じます。
恐れ入りますが、下記日程でご都合のいい日時はございますでしょうか。
・〇月〇日(金) 13:00~18:00
・〇月〇日(月) 13:00~18:00
・〇月〇日(水) 10:00~15:00
お忙しいところ恐縮でございますが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
(以下「署名」挿入)
これは社会人になってからも使える考え方ですが、人に何かを依頼する時のポイントは下記です。
- 「自分が何者なのか」を伝える
- 「自分がどんな状況で、何を求めているか」を伝える
- 「求めている事を解決してほしい為にお願いしている」と伝える
上記がしっかり伝えられれば、依頼を受ける側は状況と必要な事が理解できるので、相手の要望を受け入れやすくなります。
注意点やマナー
OBOG訪問は、実際の選考ではありませんが、社会人にお会いする貴重な時間と捉えてください。社会人としては、日々の忙しい中、あなたの為に貴重な時間を割いて来てくれています。社会人からしたら就活生と話すメリットはないでしょう。ですのでこの事を念頭に入れて、誠意をもちながら、失礼のないようにコミュニケーションをとっていくことが重要です。
服装について
こちらは言わずもがなだと思いますが、基本的にはリクルートスーツ、カバンで臨みましょう。
もし相手が「ラフな格好で来てください」といった内容で言ってきたとしても、スーツで行きましょう。自身がそれほど真剣に望んでいるということをアピールすることが大切です。
コミュニケーションについて
いざ実際にお会いすると、緊張してなかなかうまくコミュニケーションが取れないかもしれません。
ただ、聞きたい内容や質問事項を事前にしっかりまとめて準備しておくことで、不安は少しでも軽くなります。しっかりと質問リストをまとめて臨むようにしましょう。
何も準備せずノーガードで臨み、大した質問をせずに帰るというのは最悪です。OBOGの方も貴重な忙しい時間を割いてくれているので、誠意を見せて臨むことが大切です。
質問を考える際には下記の記事を参考に企業研究を進めてください。
【ポイントを解説】企業研究の正しい方法とは?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
OBOG訪問は企業を研究する為の手段として、とても効果のある方法です。ただし、しっかりとした準備や心構えを持って取り組むことが重要ですので、本記事や別のサイトも見ながら訪問を進めていってください!
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