【新卒・中途の企業研究】博報堂の年収は?就職のポイントは?
コロナ禍で難しくなる就活や転職。
就活や転職活動スキルは学びつつ、受けたい人気企業の研究は出来てるでしょうか?
こんな疑問を解決する記事を用意しました!
本記事では、広告代理店に勤めている筆者が以下を紹介します。
・博報堂の事業や成長性
・年収や残業は?社員によるリアルな口コミ
・ESや面接内容から見る就職、転職のポイント
この記事を参考にしていただき、現在の自身に置かれた状況ややるべきことを少しでも理解して頂ければ幸いです!
博報堂 会社情報
事業領域
博報堂の事業内容は「マーケティング分野」「クリエイティブ分野」「プロモーション分野」「PR事業」など幅広いビジネスを手掛けています。
博報堂についてイメージ出来そうでしょうか?色々な事業があるため、あまりよく分からないのではないでしょうか?
博報堂の仕事について、事例で分かりやすく説明していきます。
■手がけるサービス・事例
1.AbemaTVなどが属するメディア事業
博報堂が力を入れる、マーケティングについて説明します。
博報堂では、生活者データ・ドリブンマーケティングに力を注ぎ、蓄積したデータから最適なプロモーションを提案しています。
例えば、博報堂が得意であるTVのデータ。
博報堂ではTV視聴データを取得しており、誰がいつどんな番組を観たのか蓄積しています。
一方クライアントは、自身のカード会員やアプリ会員など独自で個人情報を蓄積しています。
クライアント側で製品に関する興味と、博報堂側でのTV視聴データでどんな番組が好みかを把握しており、これらのデータを組合せることで精度の高い分析に繋げます。
博報堂グループが独自に蓄積してきた生活者データと、クライアントが所有するデータを組み合わせて最適解を提案していくのです。
もう一つ、保険会社の事例を紹介します。
保険の商品は、結婚や就職といったライフステージが変化するタイミングで売れます。
しかし、居住地や職業といったデータは最初に登録してもらった時点から更新されないため、保険会社はライフステージの変化を捉えられないことに悩んでいました。
このケースで、博報堂DYホールディングスが保有する特許技術『モデル転移型データフュージョン』を使いました。
20万人へのアンケートでライフステージのデータを取得し、Webの閲覧行動をデータ化し、ライフステージの変化が起きるタイミングでのWeb閲覧行動のモデルを作りました。
次に、保険会社のWeb閲覧傾向モデルと、ライフステージ変化モデルと適合度の高い人のセグメントを作成しました。
その結果、顧客のライフステージの変化が捉えられるようになり、精度の高いターゲティング配信や、オウンドサイト訪問者へのWeb接客の高度化等が可能になりました。
博報堂DYって何?
博報堂は、博報堂DYホールディングスとして様々な子会社を抱えています。
多くの子会社を抱える博報堂DYホールディングスですが、グループ構成図は下記になります。
博報堂は、大広、読売広告社とメディア関連ビジネスで業務提携を実施しています。2002年に博報堂DYホールディングス株式会社が誕生しました。
博報堂DYホールディングスの「DY」は、大広のDと読売のYを取っています。
・博報堂:広告事業広告主に対応
・博報堂DYメディアパートナーズ:総合メディア事業会社として、媒体社、コンテンツホルダーとのパートナーシップを強化
採用では、「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」合同採用となっています。
選考ステップも全て統一で、
コンテンツやメディアを基軸にしたビジネスがやりたいのであれば博報堂DYメディアパートナーズ、
クライアントと直接対峙するビジネスをしたい、あるいは世の中で話題になるような広告を作りたいなどであれば博報堂というすみ分けになります。
関連会社
次に、博報堂の関連会社について説明します。
博報堂プロダクツ
博報堂プロダクツは、博報堂の子会社として博報堂グループのクライアント案件の制作部分を担う総合制作会社です。動画からデジタル、リアルイベントまで、それぞれの領域に特化した全11の部門で構成されています。
スパイスボックス
スパイスボックスは、日本初のデジタルエージェンシーとして2003年に設立されました。その後、2006年に博報堂の資本参加があり、2010年にはグループ会社化されました。現在では、SNSを通じた「エンゲージメント・コミュニケーション」に強みを持ちます。博報堂の案件、自社案件それぞれを手掛けています。直近ではVR関連事業を行うWHITE社の買収やメディア事業の立ち上げなど、コンテンツメーカーとしての存在感も増しています。
博報堂マグネット
博報堂マグネットはファッション・アクセサリー・コスメティック関連業界を主に扱う広告会社。 メディアバイイング、タイアップ広告進行・
■今後注力する事業・成長性
博報堂は、様々なのメディアで成果を上げて、多角的に事業を展開していることを説明しました。
ここからは、博報堂の強み・弱みや今後の事業展開について説明します。
■強み・弱み、事業展望の口コミ
Vokerでは多くの社員が口コミとして事業展開について言及がありますが、博報堂の強みや弱みは以下のようです。
広告事業では電通に次ぐ代理店として確立したノウハウがあるものの、次の新規ビジネスの開発にはまだ不安があるようです。
今後の事業展開について2021年度決算報告書では、更にデジタルに力を入れ、様々なメディアでのデジタル化を強く推進していく中期計画を立てています。
博報堂DYグループは、生活者発想を基軸に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、オールデジタル時代における企業のマーケティングの進化と、イノベーション創出をリードする。
そのことで、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる。
中期経営計画
(2020年3月期〜2024年3月期)<2019年5月発表>
Ⅰ.“生活者データ・ドリブン” マーケティングの高度化
オールデジタル化に向けて、テクノロジー/データ・システム/ソリューションをアップデートするとともに、クリエイティビティとの掛け算による、先ほどの“生活者データ・ドリブン”マーケティングの高度化を推進するようです。
Ⅱ.多様化するデジタルタッチポイントへの対応
既存メディアのデジタル化、リアル空間に新たに出現するデジタルタッチポイントなど、多様化するデジタルタッチポイントへの対応体制を幅広く整備していきます。
Ⅲ.成長するインターネットメディア領域での体制の拡充
- 多様な得意先ニーズに応じた最適なサービス提供体制を整備するため、統合広告会社の機能強化に加え、高度なデジタルソリューションの提供に軸足をおいた「次世代型デジタルエージェンシー」機能を拡充。
- 両輪となるフロントラインを支える統合メディア事業会社もオールデジタル時代に適した次世代の形へ。
博報堂 平均年収
社員の平均年収:1,057万円(有価証券報告書調べ)
https://heikinnenshu.jp/kininaru/adk.html
博報堂の平均年収は1,057万円になります。
世の中の企業や業界内でもかなりいい方で、社員からは「他の同年代と比べてもかなり貰える。お金だけを見たらかなりいい会社」と評価は高いようです。
■年収・給与面の社員口コミ
残業代は月8~10万円以上出るようで、残業代で年収があがるイメージになります。
博報堂 労働環境・働きやすさ
・残業は月平均66.5時間
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000G1hy
・働き方は部署による。
■ワークライフバランスの口コミ
■女性の働きやすさの口コミ
■博報堂の働きやすさ
たしかに、残業時間66.5時間というのは他の企業に比べて多いほうです。
なかでも、出社時間などが完全に融通できるフルフレックス制度がとても好評のようです。
社内の雰囲気は、仕事内容も幅広く様々な社員がおり自由な雰囲気です。
【博報堂へ就職】選考のポイント
ここからは博報堂に入社するためにすべきことを説明します。
博報堂が求める人材
マイナビ転職で、博報堂の人事担当の記事で、求める人材やその理由、詳細について言及しています。
「インターネットやスマートフォンを手に入れた「新しい生活者」は、かつてのように受動的ではなく、行動し、発信する主体になっています。私たちに期待される役割も急速に変化し、広告に加えて、今までになかったサービス、メディア、事業を「創る」会社になることが求められている」
マイナビ転職 https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/leading/38
ここのビジョンをカタチにするために現場で欠かせないのは、今までの博報堂にはなかった多様な視点、そしてスピードです。いずれも、経験を積んだからといって必ずしも得られるものではありません。特に急拡大しているデジタル領域においては、デジタルメディアに慣れ親しんだ世代のポテンシャルにこそ期待できます。実際、第二新卒者や広告業界未経験者が入社することにより、デジタルメディアにおけるプランニングやプロデュースに、今までなかった面白い化学反応も起こっているのです。
マイナビ転職 https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/leading/38
博報堂は「生活者とともに未来をつくる存在」であることを明言しています。
同社は「粒ぞろいより粒違い」の文化をモットーとし、「こういう人を求める」という決まったイメージは持たず、いろいろな価値観を持つ人材をよしとする社風です。
また、今後は広告だけでない領域へも事業を拡げる中期経営計画からも、今後求められる人材は幅広くなるようです。
中期経営計画から、今後求められる人材
この点は中期経営計画からもはっきりと見えてきます。
博報堂の中期経営計画の1つに、ボーダーレス化する企業活動への対応力強化があります。
成長基盤2:
ボーダーレス化する企業活動への対応力強化
そして、これからも、新しいものを一緒に生み出し続けられる社員を求めているというメッセージでしょう。
求める人材のポイント
重複しますが、博報堂の事業内容や求める人材像から重要なアピール要素はずばり、
「私は○○が得意で、○○を通して博報堂に貢献できる」と伝える事です。
私の会社も博報堂と仕事をしており組織風土を理解してますが、この会社は多岐にわたる事業があり、その道のプロフェッショナルが多い雰囲気です。
今後広告以外の領域のプロフェッショナルも積極的に採用する事を考えても、その道の専門性や情熱が高い人材が求められます。
「私は○○が得意で、○○を仕事にしていきたい」という情熱がある人が多く、求人でもそういった人を求める傾向が高いと推測しています。
ESや面接攻略のポイント
キーワードは「周りを巻きこむ」
そして博報堂に限らず広告・出版業界のESで重要なアピールでは
「周りを巻き込んで何かを成し遂げた」経験を語る事も重要です。
この業界は営業1人で解決する仕事がほとんどありません。作家や仕入先、クライアント、社内のスタッフと一緒にプロジェクトを進めていきます。
作家やクライアントは自分達の世界観や価値観が強い人が多いので、上手く立ち回らなければいけません。
周りの人と調和しながら仕事をリードしていける人材は適性があります。ES・面接でも注目される可能性が非常に高いでしょう。
ESや面接でもそのあたりの質問は必ず出てくるでしょう。
今までの経験で周りと力を合わせて課題を解決した事があれば記載しましょう。
【博報堂へ転職】応募のコツ
エージェントは「複数登録」が必須
転職エージェントには様々なタイプがあります。
広告代理店業界に転職を目指す人が転職エージェントを選ぶときは、「特化型」と「総合型」の併用することで成功率を上げるのが鉄板です。
- 業界特化型エージェント
求人数は少ないが、業界に特化した知識とアドバイザーが魅力 - 総合型エージェント
業種業界を問わず大量の求人案件を保有、守備範囲が広い
転職活動では主に上記2種のエージェントを同時に複数登録し進めていくようにしましょう。
【博報堂】おススメ転職エージェント
実際に博報堂への転職で使うべきエージェントは以下です。
まずはこのエージェントをすべて登録して求人があるか探してみましょう!
博報堂への入社で使うべき転職エージェント
①ビズリーチ(高収入特化型)
②リクルートエージェント(総合型)
③duda(総合型)
ビズリーチ
管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した転職サイトです。
しかし、登録した外部の転職エージェントからアプローチをもらうので、ほぼ転職エージェントに近い機能です。
ビズリーチは、「一定の水準をクリアした優秀な人材しかいない」と企業にアピールし、大手・優良企業のハイクラス向け案件を集めています。
ですので大手企業である「博報堂」もビズリーチ経由で求人が回っている可能性が高いのです。
ビズリーチの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
リクルートエージェント
業界最大手「リクルートエージェント」です。
20代の約200件の口コミ調査の結果、どの指標においてもNo.1で、全年代におすすめできる転職エージェントです。
求人の取り扱い量が多いのははもちろんですが、機能面でも「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、転職サイトとして非常に使いやすいです。
まずこのサイトで気軽に「どんな企業の求人があるのかな?」といった所から調べてみると入りやすいと思います。
リクルートエージェントの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
doda
トップブランドの知名度と、豊富な求人数を誇る「doda(デューダ)」です。
dodaの保有する求人数は、リクルートエージェントに次いで高く。国内2位のボリュームです。
また、dodaの最大の特徴は、一般には出回らない「非公開求人」の割合が非常に高い点です。(※求人全体のうち8~9割ほど 2020年12月時点)。
実際に私もdodaからjekiの営業求人を発見しました。
他社に比べて、希望条件に見合う求人を多数提案してくれるという点で評価が高いエージェントになります。
dodaの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では博報堂について紹介しました。
博報堂は事業内容や年収に大変魅力がありますね。
その分、入社する事も非常に難易度の高い企業ですので、ぜひ企業研究を深めて先行に臨みましょう。
これをきっかけにもっと調べてもらい、選択の幅を広げてもらえればと思います!
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