【新卒・中途の企業研究】サイバーエージェントの年収は?ウマ娘で株価が急上昇?就職のポイントは?
コロナ禍で難しくなる就活や転職。
就活や転職活動スキルは学びつつ、受けたい人気企業の研究は出来てるでしょうか?
こんな疑問を解決する記事を用意しました!
本記事では、広告代理店に勤めている筆者が以下を紹介します。
・サイバーエージェントの事業や成長性
・年収や残業は?社員によるリアルな口コミ
・ESや面接内容から見る就職、転職のポイント
この記事を参考にしていただき、現在の自身に置かれた状況ややるべきことを少しでも理解して頂ければ幸いです!
サイバーエージェント 会社情報
事業領域
サイバーエージェントの事業内容は大きく「メディア」「インターネット広告」「ゲーム」という3つのビジネスで成り立っています。
それではサイバーエージェントの仕事について、事例で分かりやすく説明していきます。
①AbemaTVなどが属するメディア事業
まずはメディア事業について説明します。
サイバーエージェントは広告事業だけでなくメディア開発にも力を入れています。
例えば多彩なコンテンツを提供する新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」、国内最大級のブログサービス、マッチングアプリなどです。
インターネットの変化にあわせ、幅広い年代層が楽しめるサービスを提供しています。
①新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」
「ABEMA」は、2016年4月に開始した新しい未来のテレビとして展開する動画配信サービスです。
他の配信サービスとの違いは、国内唯一の緊急・速報をはじめとした24時間編成のニュース専門チャンネルがある事でしょう。
その他にも、オリジナルのドラマや恋愛リアリティーショー、アニメ、スポーツなど、多彩な番組を展開しています。
②恋活マッチングアプリ「タップル」
恋活マッチングアプリ タップルも実はサイバーエージェントが運営しています。
20~24歳という若い層をターゲットに、グルメ・映画・スポーツなど共通の趣味からパートナーを見つける新感覚の恋活サービスです。
会員数は600万人を越え、マッチング数は延べ2億組と国内最大規模のマッチング数となります。
③定額音楽配信サービス「AWA」
AWA(アワ)は、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資によって設立されたAWA株式会社が提供する音楽配信サービスです。
月額980円で、世界中の音楽6,000万曲以上を聴き放題。オフライン再生やイコライザーなどきめ細やかな機能が特徴になります。
エイベックスとの協業を強化するサイバーエージェント
サイバーエージェントはエイベックスの筆頭株主です。
エイベックス側はアーティスト、タレントといったコンテンツを手掛けてますが、エンターテインメント市場は日々変化しています。
「音楽ストリーミングサービスや映像配信サービス等といったデジタルサービスが拡大していく」という変化の中でサイバーエージェントとタッグを組む流れになりました。
今後、エイベックスと様々な音楽領域でのビジネスを広げていくでしょう。
②昔から主力の広告事業
サイバーエージェントでは今でもインターネット広告事業が売上の中心です。
1998年の創業以来インターネット広告事業では確固たる地位を築き、国内トップシェアを誇ります。
1⃣高い広告運用力
サイバーエージェントが業界No.1となっている原動力は、高い広告運用力があげられます。
「CA Dashboard」 betaといった最新のテクノロジーを駆使して、企業のインターネット広告配信において全メディアの広告配信データを統合して広告運用の最適化を実践したりしています。
広告運用力を最大限引き出すために力を入れている事
まず1つが、運用体制の徹底です。
プロダクト毎に高品質な運用ルールを設計し、実行する上で、より効率的かつ最適化を図れるのは、人、それともシステムなのか、という判断をします。
システムで行う際には、社内の専門システムエンジニアによって、システムを構築し最適化を図っています。
そして2つめが、日々進化し続けるプロダクトへの変化対応です。
プロダクトは常に変化するので、「今、最新の情報を知っているから大丈夫」ではなく、プロダクトのアルゴリズムが変わった瞬間に、今までの成功事例を捨てて次のステップを考えます。
たとえ、各プロダクトの一番の効果の出し方を知っていたとしても、現状に満足することは決してせずに、半年後、一年後にも、「今、一番の効果の出し方を知っている」という組織であり続けるために、常に対応をしている企業です。
③近年の稼ぎ頭となっているゲーム事業
最後に、近年の注力事業になっているゲーム事業ついて詳しく説明します。
グランブルファンタジー
サウンドディレクター植松伸夫といった著名ディレクターを迎えた王道RPGです。かなり高いクオリティが売りで若い層を中心に人気を博しています。
ウマ娘 プリティーダービー
育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が世の男性の中でとても流行っていますね。
実在した名馬の名前を使いながら女の子を育成する設定と、ハイクオリティな3Dで表現されるウマ娘の世界が人気を呼んでいます。
ゲーム事業の拡大を担う重要企業「Cygames」
これらのゲームを生み出したのがサイバーエージェントの子会社である「Cygames」です。
株式会社Cygamesは、サイバーエージェントのモバイル向けゲームアプリおよび家庭用ゲームソフト開発事業を担う企業で、ゲーム企画・開発・運営から、アニメーション制作までを担当しています。
2020年3月度サイバーエージェントの利益は258億円(同2.1倍)と大幅な業績UPをしましたがこの大躍進を牽引したのはまさにCygamesの「ウマ娘 プリティーダービー」でした。
つまり、Cygamesが今後も様々なヒットゲームを生むことで、サイバーエージェントの更なる飛躍に貢献していくのです。
■今後注力する事業・成長性
サイバーエージェントは、広告やメディアで成果を上げて、多角的に事業を展開していることを説明しました。
ここからは、サイバーエージェントの強み・弱みや今後の事業展開について説明します。
■強み・弱み、事業展望の口コミ
Vokerでは多くの社員が口コミとして事業展開について言及がありますが、サイバーエージェントの強みや弱みは以下のようです。
どうやら、今後カギを握るのはメディア事業のようです。
今後の事業展開について2021年度決算報告書で以下のような中期経営計画を上げています。
メインである広告事業とゲーム事業で利益を積み上げて、メディア事業への投資をして中長期の柱とする。
中期計画でも、今後は動画を中心とした「ABEMA」などのメディアへの投資に力を入れていくと明記しています。
各事業の中期経営計画
インターネット広告事業
広告事業では、AIを活用して広告運用の最適化を狙っていくようです。
具体的には、広告効果が高いデザインを自動的に導き、制作を助けるという事を実践していくようです。
AIというデータに裏付けされた知能を基にすることで、クリエイティブ面で他社との優位性を図っていこうと考えているのです。
ゲーム事業
ゲーム事業では、「ウマ娘プリティーダービー」を息の長いコンテンツにして収益を狙っていくようです。
具体的には、ゲーム機能を拡大させたり、海外展開したり、LIVEイベントを実施したりといった内容です。映画化とかもあるかもしれません。
IPコンテンツをフルに活用して収益を最大化させる動きは、ほとんど出版会社と同等の事業内容ですね。
また、新規タイトルをリリースしながらウマ娘のようなヒットを狙っていきます。
メディア事業
メディア事業では「AMEBA」の組織体制を2つに分けて、より効率的に儲けられるよう推進していくようです。
分かりやすくいうと「YouTubeの無料版」と「YouTubeプレミアム」を2つのチームに分けてそれぞれ事業を推進していきます。
無料版もプレミアム版も、まずは会員数増加に向けて、より面白いコンテンツの改善・拡充を急務とすることがタスクの様ですね。
また、ABEMAでは今後リニアとオンデマンドがハイブリットしたサービスになる用です。
何故なら「リアルタイムで見る人(リニア)もいれば、あとで見る人もいる(オンデマンド)」というデータが取れたそうで、テレビ視聴とオンデマンド視聴を両方とも配信する事で独自性を見出そうとしています。
サイバーエージェント 平均年収
社員の平均年収:734万円(有価証券報告書調べ)
https://heikinnenshu.jp/kininaru/adk.html
サイバーエージェントの平均年収は734万円になります。
世の中の企業や業界内では平均的で、社員からは「投資につぎこんでおり、あまり給与に反映されていない」という声が多いようです。
■年収・給与面の社員口コミ
残業代は月8~10万円以上出るようで、残業代で年収があがるイメージになります。
サイバーエージェント 労働環境・働きやすさ
・残業は月平均45.9時間
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000G1hy
・働き方は部署による。メディアは充実しているが、広告事業は忙しそう。テレワークやフレックスの制度が充実しており、比較的自由に働きやすい。
■ワークライフバランスの口コミ
メディアは比較的バランス良いが、広告事業は激務であるという声もあります。
■女性の働きやすさの口コミ
■サイバーエージェントの働きやすさ
意外かもしれないですが、サイバーエージェントの残業時間45.9時間と、他の企業に比べて少ないほうです。
ただ個人や部署によって働き方が大きく異なるようです。
メディアやゲームはワークライフが充実してるものの、広告事業は深夜残業があるなど、勤務にかなりの格差があるようですね。
社内の雰囲気は、仕事内容も幅広く様々な社員がおり自由な雰囲気です。
【サイバーエージェントへ就職】選考のポイント
ここからはサイバーエージェントに入社するためにすべきことを説明します。
サイバーエージェントが求める人材
求める人材については、サイバーエージェントのHPから読み取ることが出来ます。
サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げています。
https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/info/detail/id=25682
このビジョンを実現するためには、事業視点・ユーザー視点・組織視点を持ちながら、様々な挑戦をし続け、個人も会社も成長していく必要があります。
もう少し具体的に見ると以下のような人材を求めていると説明しています。
1.技術を用いて事業やサービスに牽引したい
2.ユーザー視点を持ちプロダクト開発をしていきたい
3.新しい技術や得意領域外の技術にも積極的に触れたい
4.チームとして成果を出すことに喜びを感じる
5.若いうちからどんどん成長し続けたい
「デジタル」で世の中を変える、その先頭に立っていく事を目標とするサイバーエージェントにとって、専門的な技術を持つ人材は今後も求められるでしょう。
その中で、ユーザーからの新しい視点を持ち、それを形にできる人材も求められることが分かります。
新規事業をブレストするフェーズは終わった
もう一点、採用の考え方に参考になる点を説明します。
今のサイバーエージェントは事業や人材が確立し、もはや新規事業を100個、200個と大量に生み出すというフェーズではありません。過去の経験から、成功確率の高い事業に集中して投資することができています。
このことを踏まえると、重要なのは「その事業を伸ばすために組織をつくり、ビジネスとして成立させて拡大させていく」事だと言えるでしょう。
流行り廃りの激しい世の中で、新規事業やサービスを“継続”させることほど難しいことはないかもしれません。
当社がインターンシップを通して、学生にお伝えしていきたいのは、新規事業創出のためのナレッジやノウハウだけでなく、「事業を創ってさらに伸ばす力」や、それを実現するための「組織力」です。
このことから「新規開拓者」よりも、「組織として事業を拡大できる人材」を求めているのかもしれません。
今後拡大する事業とは?
では今後に何の事業に力を入れるかというと、先ほど説明した通り広告に加えてゲームやメディア事業です。
具体的には、ゲーム、メディア事業でどのようにしてビジネスを継続させるか、拡大させるかが求められるでしょう。
この3つの事業領域に特化してアピールしたほうがいいでしょう。
ESや面接攻略のポイント
ESや面接でのポイントは何??
キーワードは「周りを巻きこむ」
そしてサイバーエージェントに限らず広告・出版業界のESで重要なアピールでは
「周りを巻き込んで何かを成し遂げた」経験を語る事も重要です。
この業界は営業1人で解決する仕事がほとんどありません。媒体や仕入先、クライアント、社内のスタッフと一緒にプロジェクトを進めていきます。
媒体やクライアントは自分達の世界観や価値観が強い人が多いので、上手く立ち回らなければいけません。
周りの人と調和しながら仕事をリードしていける人材は適性があります。ES・面接でも注目される可能性が非常に高いでしょう。
ESや面接でもそのあたりの質問は必ず出てくるでしょう。
今までの経験で周りと力を合わせて課題を解決した事があれば記載しましょう。
【サイバーエージェントへ転職】応募のコツ
エージェントは「複数登録」が必須
転職エージェントには様々なタイプがあります。
出版業界に転職を目指す人が転職エージェントを選ぶときは、「特化型」と「総合型」の併用することで成功率を上げるのが鉄板です。
- 業界特化型エージェント
求人数は少ないが、業界に特化した知識とアドバイザーが魅力 - 総合型エージェント
業種業界を問わず大量の求人案件を保有、守備範囲が広い
転職活動では主に上記2種のエージェントを同時に複数登録し進めていくようにしましょう。
【サイバーエージェント】おススメ転職エージェント
実際にサイバーエージェントへの転職で使うべきエージェントは以下です。
まずはこのエージェントをすべて登録して求人があるか探してみましょう!
サイバーエージェントへの転職活動で使うべき転職エージェント
①ビズリーチ(高収入特化型)
②リクルートエージェント(総合型)
③duda(総合型)
ビズリーチ
管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した転職サイトです。
しかし、登録した外部の転職エージェントからアプローチをもらうので、ほぼ転職エージェントに近い機能です。
ビズリーチは、「一定の水準をクリアした優秀な人材しかいない」と企業にアピールし、大手・優良企業のハイクラス向け案件を集めています。
ですので大手企業である「サイバーエージェント」もビズリーチ経由で求人が回っている可能性が高いのです。
ビズリーチの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
リクルートエージェント
業界最大手「リクルートエージェント」です。
20代の約200件の口コミ調査の結果、どの指標においてもNo.1で、全年代におすすめできる転職エージェントです。
求人の取り扱い量が多いのははもちろんですが、機能面でも「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、転職サイトとして非常に使いやすいです。
まずこのサイトで気軽に「どんな企業の求人があるのかな?」といった所から調べてみると入りやすいと思います。
リクルートエージェントの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
doda
トップブランドの知名度と、豊富な求人数を誇る「doda(デューダ)」です。
dodaの保有する求人数は、リクルートエージェントに次いで高く。国内2位のボリュームです。
また、dodaの最大の特徴は、一般には出回らない「非公開求人」の割合が非常に高い点です。(※求人全体のうち8~9割ほど 2020年12月時点)。
実際に私もdodaからjekiの営業求人を発見しました。
他社に比べて、希望条件に見合う求人を多数提案してくれるという点で評価が高いエージェントになります。
dodaの評判について詳しく知りたい方はこちら☟
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事ではサイバーエージェントについて紹介しました。
サイバーエージェントは事業内容や年収に大変魅力がありますね。
その分入社する事も非常に難易度の高い企業ですので、ぜひ企業研究を深めて先行に臨みましょう。
これをきっかけにもっと調べてもらい、選択の幅を広げてもらえればと思います!
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