ES・書類は通るけど面接で落ちる!!MARCHと関関同立の戦い方について
MARCH、関関同立の就活生のみなさん。
いざ就活をはじめてみると、自分が行きたい大手企業の面接で壁にぶつかっているのではないでしょうか?
よくMARCH・関関同立学生からこんな嘆きを聞きます。ほんとう~によく分かります。
筆者も同じような経験をしてきました。
そこで今回は、MARCH出身で就活・転職を経験した筆者が、「MARCHの現実と戦い方」について紹介します。
これを読むと、就職や転職活動で自分に置かれている状況を客観的に理解でき、そこからどうやって戦っていけばいいのか分かります。
ぜひ参考にしてみてください。
MARCH・関関同立の現実
大手企業のMARCH割合
大手企業内定者のMARCH割合をみてみましょう。
三井物産の2017年卒の内定者は東京大学・京都大学・早慶といった高学歴の学生で6割近くも占めています。
総合商社でなくても、大手企業のMARCH内定者の割合はおおよそ3〜5%、多くて15%程度です。
このように、大手企業は軒並みMARCHの割合は高くありません。
MARCH学生は知らない「早慶・国立大生向け限定イベント」がある
ほとんどの説明会などのセミナーの案内はMARCH大学にも来ます。しかし中にはMARCH学生が存在すら認知できない高学歴学生向けのイベントが存在します。
例えば2018年卒の就職活動では、大手システム系会社が早慶を中心とした高学歴学生向けに大学別説明会を開催していたものの、MARCHや関関同立学生には開かれていなかったことという事実があったようです。
https://www.onecareer.jp/articles/880#c4
このように、就職活動では高学歴の学生と競う中で、学歴フィルターや待遇に差があるような理不尽な点が数多くあります。
MARCHはそこそこの脳力は認められているが、早慶に比べたら劣っているという括りにされてしまい、最後は本当に実力のある人しか残されないというのが現実なのです。
MARCH・関関同立は早慶にこうして戦え!
大手企業がMARCHに期待している事
MARCHのシビアな現実について説明しましたが、大手企業もMARCHに期待をしている点があります。
「早慶と渡り合える」との評価
一部MARCHも「早慶と渡り合える優秀な学生がいる」(大手保険会社の人事担当)と企業から概して高い評価を得ているようです。前向きで行動力がある学生が多く、現場の営業担当として多くの卒業生が活躍しているといわれています。
ポイント①「挫折力」を強みにしよう
MARCH学生のなかには、国立や早慶の入試に落ちて入学したという学生が多いです。明治の学生は、校風が似ている早稲田大学へのコンプレックスが強く、学内では「ワセコン(早稲田コンプレックスの略)」という単語が普通に飛び交っているほどです。
しかしそれは、ポジティブに言い換えると「挫折力」になります。
早慶の同期は『こんなはずじゃなかった』という思いがあるのか、入社してからもどこか自分の仕事に情熱が見られない。その点、MARCHは第一志望に落ちるのは経験済みで、与えられた環境で頑張ればいいと切り替えが早い。
以下、大手企業社員口コミから、早慶と比較した時のMARCHの良さについて紹介します。
「とにかく、どんな仕事を与えても、『トライしてみます』『やってみなければわかりません』としか答えない。最初はこいつ大丈夫かと思っていたんですが、多少叱ってもメゲないし、次の日には『どんどん外(営業)に出してください』と直訴してくる。使いべりしない部下ですね」(大手電子機器メーカー勤務)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/31558?page=5
「私の部下には東大や早稲田卒の若い奴もいるんですが、ちょっと厳しい言い方をしたらフリーズしてしまう。でも、MARCH卒の部下は叱ったら『どうやればいいか、教えてください』といい意味で泣きを入れてくる。他の先輩社員も頼られれば悪い気はしないし、部内の人気者になりましたよ」(広告代理店勤務)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/31558?page=5
「明治のいいところは、変なプライドがないところ。自分たちが二流だということをよくわきまえています。だから、飲み屋でも平気で『おーお、めーいじーっ!』と、校歌を歌えるんです。これが、飲み屋で『みーやーこーのー、せーいーほーく』とやったら、周りに対して嫌みになるでしょう。誰もが認める二流だからこそ、校歌を歌っても嫌みにならないんですよ。『明治なら仕方ないか』と」(家電メーカーで人事担当)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/31558?page=5
早慶に蹴られた悔しさはMARCH生の「攻めの姿勢」を生むエネルギーになります。勉強では早慶に遅れたMARCHですが、その分仕事の場面で反骨心として発揮してしまえばいいのです。
いざ仕事を始めれば張り切っている若手社員に仕事が回ってきますし、会社に入れば学歴は関係ありません。
ポイント②:強い熱意と人並みはずれた行動力で差をつけよう
MARCHや関関同立学生に必要な要素は、「行動力」です。大手人気企業に内定しているMARCH学生は、あの手この手を使って内定に向けて動いています。
例えば、あるMARCH大学の大手総合商社内定者の中には、その商社が東南アジアで手がけるプロジェクトの現地視察を行っていた学生もいたようです。
https://www.onecareer.jp/articles/880
リクルーターで有名なある超大手日系メーカー企業に内定したMARCH学生は、その企業は自分の大学にリクルーター枠がないことから、企業の採用責任者に「自分はこういう人間である。御社が第一志望だから直接会って話を聞いてほしい」と直談判したそうです。
https://www.onecareer.jp/articles/880
このように、今の自分に足りない点は何かを考えとにかく動き回ってみる。動いた中で答えを見つけ出す貪欲さが企業に評価されるのです。
最後に
MARCHは社会に入ってから、様々な人間関係において重要な役割を果たします。
MARCH・関関同立は幹部候補になりやすい・・・!?
MARCH生は周りからある程度の期待を背負い、ある種のプレッシャーを感じながら生きてきた人も多いはずです。
しかしいまいち自分の実力や肩書に自信を持ちきれない、悔しい経験や感情も味わっているはずです。
早慶の過度のプレッシャーによる苦しみや、Fランで学歴コンプレックスを抱えている人の気持ちも分かります。MARCH学生は多くの感情を味わっており、多くの人の気持ちを理解できるのかもしれません。
その「人より多くの感情を理解できる気持ち」こそが日系大手企業総合職が求めるものです。
日系大手で経営幹部になるには基本的にジョブローテーションし、どの部署に配属されるか分からない事が多いです。当然、働く相手はオフィスから現場スタッフまで多種多様です。
経営幹部になるにあたり、将来は人の上に立ち様々な人や組織を束ねなければならなく、束ねるためには人の気持ちを理解しなければいけません。
MARCH生はいい意味で板挟みとして組織を取り纏め、リーダーとして活躍する人が多いのです。
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